試行錯誤しても向上しないEMC耐性| 基板をお預かりして対策するオフサイトサービス
- 合格基準(規格値)まで程遠い:
従来の対策を繰り返しても、抜本的な解決には至りません。
- 合格する時としない時がある:
ノイズ耐性を依然として引き下げている「真犯人」がまだ潜んでいます。
原理原則に基づいた解析アプローチで、迷走する対策に終止符を打ち、早期解決の糸口を見出します。
サービスお申し込み前の確認事項
弊所のサービスは最短で試験合格を目指すため、基板への「直接的な改修(ハードウェア修正)」を主軸としています。 ご依頼の前に、以下の対策手法および必要機材についてご確認ください。
1. 基板改修の手法について
対策の過程で、以下の改修を実施する場合がございます。
(部品定数の変更、および直列部品の追加実装)
・回路構成を維持した対策
(パターンカットによる経路変更)
2. 事前にご準備いただくもの
迅速な原因特定のため、以下の環境をご用意ください。
(リファレンスに使います。こちらの基板には手を加えません。)
・改修用の予備基板
(改修するのは1枚ですが、できたら予備に複数あると幸いです。恒温槽や振動試験機にかけた後の基板でも大丈夫です。)
サービスの流れ
【相談】:現状のヒアリングと方針のご提案(初期相談無料)
打ち合わせ
web会議で行わせていただきます。
実装済の基板の部品面とハンダ面の写真をご準備願います。
状況
- システムの概要(基板構成)
- 基板の写真を元にヒアリング
- 不合格になっている試験名と試験数
- 現状のEMC耐性の状況
1.初回試験でどこまで合格したか
2.そこからどのように追加対策を行い、どの程度耐性が上がったか
- 基板改版回数
- 異常動作の定義
原則として、貴社内で決められた「異常動作の定義」に従います。
異常動作の一例(ご参考)
- システムリセット:自動復帰した場合でもNGと判定
- 画面フリーズ:描画更新の停止
- 表示のちらつき:視認性を損なうノイズの混入
- オーディオ異常:スピーカからの異音・ノイズ
- 周辺機器の暴走:プリンタの連続排出等、制御不能な状態
など
特例および判定基準の調整について:
異常動作の定義が困難な特殊ケースにおいては、類似製品での市場実績や、国際規格の判定基準(Performance Criteria)に照らし合わせ、現実的な着地点を事前に協議させていただきます。
※これは、過度に厳格な判定基準による「オーバークオリティ(過剰対策)」と、それに伴う「開発コスト・時間の浪費」を避けるための合理的な措置です。
設計資料の有無
- 回路図
- 部品表
- 各部品のデータシート
- 配線経路の資料がわかるもの
- 設計内容の詳細情報
- 主要ICの消費電流typ値
- デジタル信号/通信の出力頻度
知りたいのはデジタル信号の「速度(周波数)」ではなく「頻度(いつ、どの程度の時間出力されるのか)」です。
- 変更(削除)できない回路,部品,配線
ICメーカ推奨の回路図がある場合などが該当します(例:USB周りや,Ethernet用ICからRJ45まで)
- 事前にEMC対策した箇所の確認
以上をまとめた「設計記述書」があれば幸いです
設計の詳細を記録したドキュメントです。基本設計書,詳細設計書,テクニカルドキュメントや内部仕様書とも呼ばれます。
例1:電源ICの一次側の電解コンデンサを選定する際
- なぜ容量を10uFにしたのか
- なぜ耐圧を16Vにしたのか
- なぜ使用温度範囲を105℃ではなく85℃のものを選んだか
例2:LEDの電流制限抵抗を決める際
- 560Ωと計算した理由は
- なぜ定格電力を0.1Wのものを選んだのか
- なぜ、あえてJ誤差のものを選んだのか
【堀田よりメッセージ】
本来、これらは回路図完成&DR時点で正式なドキュメントであることが理想ですが、開発の最前線におられる方はドキュメント作成が間に合っておらず「手書きの計算メモや備忘録」に留まっているケースが多いことは重々承知しております。
なにも、正式な完成されたドキュメントである必要はありません。設計者の「意図」が伝わるものであれば読解は可能です。形式にとらわれず、落書き,ポンチ絵などでも結構ですので開示いただけますと幸いです。
効果確認について
- 効果確認の場所
- 効果確認時間の確保可否について1日で完結するボリュームかどうかを確認させて頂きます
費用について
- 成功報酬の条件となる合格基準について
- 概算見積と支払い条件について
その他
- 対策部品の手持ち在庫の確認
現時点での機密保持契約の考え方
無料相談の時点では、具体的な回路の内容に触れないため、機密保持契約は不要と考えます。
無料相談後の流れ
本相談の結果、当社でサービス受諾可能と判断させていただいた場合、メールにて見積書をお送りさせていただきます。
基板の仕様(片面基板等)により、改修による改善効果が見込めない場合は、事前にその旨をお伝えし、無駄なコストが発生しないよう配慮いたします。
【依頼】:着手金(前払い)と成果報酬による合理的な料金体系
事務手続き
- 注文書 (貴社→弊所)
- 機密保持契約(貴社フォーマット)
- 売買契約(弊所フォーマット)
- 訪問日程調整
- 着手金のお支払い(前払い)
依頼後にご準備頂きたいもの
- 弊社でEMC対策を施す基板
- 回路図
- 部品表
- 各部品のデータシートのpdf(主要ICのみでOKです)
- 設計内容の詳細情報
- 配線経路の資料がわかるもの
回路図から特定のネット名を指定した時、基板上の配線経路を追える資料
- 例1:全ての層のパターン図(紙面/pdf)
- 例2:パターン設計CADメーカから提供されているviewerデータ
例えばCPUやFPGA/PLDからDDRやFLASHへカスケード配線されているResetやWriteEnable信号を全層どこを通っているかを追うような作業に用います。
【対策】:代表自ら対策実施。根治に向けた改修を完遂
弊所にて基板をお預かりし、EMC不合格の原因となる「ノイズの病巣」を特定。一過性の対策部品に頼るのではなく、波形解析に基づいた基板の抜本改修を代表の堀田が自ら行います。再発防止を見据えた緻密な作業を行います。
一定の解析・改修期間を頂戴しておりますが、理論的根拠に基づいた網羅的な対策を実施いたします。
【確認】:現場での効果検証。対策前後の比較による証明
当日の流れ
1.正常動作の確認
弊所としましてはシステム全体の動作を見るのはここで初めてとなります。
一旦EMCの影響を受けない状態でシステム全体の基本動作を理解させて頂きます。
2.不合格状況の確認
ご依頼を受けるキッカケとなった「不合格(誤動作)」の挙動を確認させて頂きます。
3.効果確認
弊所でEMC対策を施した基板に変更してEMC試験を行い、効果の確認を行います。
【合格時】 :成功報酬の発生とマージン調整を図ります。
【不合格時】:作業終了(追加費用の発生なし)
<ご参考>現場での滞在時間
考えられる対策は弊所内で事前に行っているため、現場で新たに追加対策をすることはございません。
現場では状況確認と合格した場合のマージン調整に時間を使いますので、作業の目安は半日(4~5時間)を予定しています。
【完了】:全工程の完了報告。対策知見の共有をもって業務終了
作業終了書に結果を記載の上、サイン頂き終了となります。
合格した場合にのみ、別途請求書をお送りさせていただきます。
料金
着手金
3~5万円 ※基板サイズやシステムの規模により着手金は変動します。
※基板サイズやシステムの規模により着手金は変動します。
<目安>
- 手のひらサイズの基板1枚:3万円(税込33,000円)
- パソコンのマザーボードクラス or ハガキ大サイズの基板が複数枚:5万(税込55,000円)
交通費
弊所から御社指定場所までの往復の金額となります。
- 鉄道は有料特急を優先的に利用
- 各種交通機関(航空機,有料特急,バス,タクシーなど)を比較して最短時間で到着する路線を選択
- 宿泊する際は、宿泊地を経由する交通費も対象
成功報酬 ※合格した場合にのみ発生
試験に合格した場合の成功報酬は以下のとおりです。
- 1試験 :30万円(税込33万円)
- 2試験以上:1試験あたり10万円(税込み11万円)加算
現在不合格になっている試験が2試験以上あり、弊社の対策により複数の試験に合格した場合です
1試験合格:30万(税込33万円)の例
2試験合格:40万(税込44万円)の例
3試験合格:50万(税込55万円)の例
成功報酬は、マージンの大小にかかわらず、公的な『規格値に合格した時点』で発生致します。
基板ごとに最適な対策の度合いが異なり、マージンの目標数値を一律に設定することが難しいためです。
もちろん弊所の対策方針としましては、合格のみならず最大限のマージン確保を目指して遂行致します。
宿泊費 ※必要な場合にのみ発生
遠方の場合
当日出発~半日(4~5時間)の確認作業~日帰り帰着が不可能な場合、前泊または後泊対象になります。
現場の都合により、まとまった時間が取れない場合
設備等の空き時間が断片的にしか取れず、効果確認に要する時間(4~5時間)を1日で収めることが出来ない場合。